合性論もしくは一性論(ギリシア語: Μιαφυσιτισμός, 英語: Miaphysitism)は、非カルケドン派正教会を始めとする最初の三つの公会議のみを認める様々な教派に支持されているキリスト論神学の定式化の一つ。 合性論においては、イエス・キリストの一つの位格の中で神性とは合一して一つに、つまり一つの本性(ギリシア語: φύσις, physis)になり、二つの本性は分割されることなく、混ぜ合わされることなく、変化することなく合一すると説く。 歴史的に、カルケドン派(ギリシャ正教、カトリック教会等)は合性論を一般に正統派の解釈に従うことのできるものと考えてきたが、それにもかかわらずカルケドン派は非カルケドン派の合性論を単性論の一種だと受け取ってきた。非カルケドン派正教会自身はこういった混同を否定する。