アンティオキアのセウェロス(465年頃 - 538年2月8日)はアンティオキア総主教(512年-518年)。キリストの本性の統一性を強調しすぎるきらいのある単性論を軌道修正し、今日の非カルケドン派が奉じる合性論を構築した神学者の一人である。今日の非カルケドン派はしばしば「セウェロス的」(英語: Severian)あるいは「言葉の上での単性論派」(英語: verbal monophysite、後述するセウェロスのキリスト論のように、実質的にはキリストの神人両性を認めるが定式としてはキリストに一つの本性のみを認める立場を指す)と表現される。