『史記』(しき)は、横山光輝による歴史漫画作品。『ビッグゴールド』(小学館)に、1992年(創刊号)から1997年にかけて本編が、1998年から1999年(休刊号)にかけて「史記列伝」が連載された。単行本は全15巻(文庫版は全11巻)及び『史記列伝』1巻が同社から発売されている。なお、当作品と同じ時代を描いた横山作品には『項羽と劉邦』『戦国獅子伝』などがある。 青年誌ということもあり、特に『項羽と劉邦』の部分で省略されたものを鮮やかに描写されており、睢水の戦いの敗戦後に逃亡する劉邦が自分の子を馬車から突き落としたり、天下統一後は韓信に対して猜疑心となり、これを死に追い詰めたり、功臣の蕭何が劉邦の猜疑心から払拭すべく苦心する描写などの場面が多い。