『世本(せほん)』は中国の三皇五帝時代から春秋時代に至る帝王、諸侯、卿、大夫の氏姓や系譜、居所、諡、及びそれら王侯卿大夫の発明に帰せられる器物の由来等を誌した書。唐代には太宗の諱を避けて『系本(けいほん)』と呼ばれる場合もあった。 完本は逸するが諸書に引用された逸文が遺されている。