ローマ美術(ローマびじゅつ)とは、古代ローマ帝国の美術であり、時間的には共和制末期とコンスタンティヌス1世以前の帝政期の美術を指す。空間的には地中海地域(アフリカ北岸も含む)とライン以西の欧州、ユーフラテス以西の近東地域での美術である。ローマ帝国の主流となった美術は、作者が主としてギリシャ人であったので、の延長となった。彫刻と絵画の領域では、~ヘレニズム期のギリシャ美術を古典・典範とする見方が主流であり、模倣的な傾向が強い。