バニャムレンゲ(Banyamulenge)は、コンゴ東部南キヴ州のウヴィラ(Uvira)、フィジ(Fizi)地域に居住するツチ系の小集団である。(ウヴィラはタンガニーカ湖北端の西岸にある町で、ブルンジの首都ブジュンブラに対してコンゴ・ブルンジ国境をはさんで対称的な場所に位置する。フィジは、ウヴィラから南へ約100km下ったタンガニーカ湖西岸に近い町で、タンガニーカ湖西岸の半島のように突き出た地域付近にある。湖岸からは数10キロ内陸にある。東部コンゴの詳細な地図が必要な場合は、文献の付録を参照せよ。)平野部から離れた高地に住んでいて、居住地域周辺以外ではその存在をあまり知られておらず、政治的にも事実上無視された存在だったが、第一次コンゴ戦争の時にルワンダの旧ザイール侵攻のカモフラージュ役として戦争を主導したため世界的に名を知られるようになった。