トラウト (USS Trout, SS-202) は、アメリカ海軍の潜水艦。タンバー級潜水艦の一隻。艦名はマスの総称に因み命名された。なお、戦没から8年後にタング級潜水艦4番艦として2代目トラウト (SS-566)が就役している。トラウトは就役から喪失までの5年間に85本の魚雷を発射し、そのうち32本を命中させている。この積極的な雷撃によってトラウトは23隻の敵船を沈め6隻を損傷させた。撃沈総トン数は87,000トン、損傷を与えた敵船75,000トンに達した。このほか水上戦闘を経験すること6回と積極的に戦闘を行い、8回の爆雷攻撃を生き延びた。魚雷の改良以前には、潜水艦隊司令官チャールズ・A・ロックウッド中将(アナポリス1912年組)を激怒させた魚雷の不良にも泣かされ、発射した魚雷85本のうち5本の目標到達以前の爆発が記録されている。