チェ・スンチョル(崔、최승철)は、朝鮮労働党対外情報調査部所属工作員。「朴」(ぱく)と名乗って、在日朝鮮人を土台人としていた。1985年3月に発覚した「西新井事件」では、2人の日本人(小熊和也、小住健蔵)になりすまし、日本人名義のパスポートや運転免許証を取得、東南アジアや欧州と日本との間の出入国を繰り返していたことから、警視庁公安部に旅券法違反などの容疑で国際手配された。