タコ部屋労働(タコべやろうどう)は、主に昭和中期までの北海道で、労働者をかなりの期間身体的に拘束して行われた非人間的環境下における過酷な肉体労働である。タコ労働ともよばれる。またタコ部屋労働で使役された労働者をタコと呼び、タコを監禁したいわゆる土工部屋はタコ部屋・監獄部屋・人夫部屋ともよばれ、タコ部屋はタコ部屋労働環境そのものを意味した。類似した状況は九州の炭田地帯にも見られ、納屋制度と呼ばれていた。強制労働の一種であり、現代の日本では労働基準法第5条により禁止される。