セステルティウス(sestertius)は、古代ローマの硬貨の一種。共和政ローマ時代は小さな銀貨で、ごく稀にしか造幣されなかった。ローマ帝国期には大型の黄銅貨となった。 名称は semis-tertius (3番目の半分)に由来し、「2と2分の1」を意味する(1番目の半分は「2分の1」、2番目の半分は「1と2分の1」を意味する)。これは、その価値をアス貨の21/2としたためである。