スルガテンナンショウ(駿河天南星、学名:Arisaema sugimotoi)は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草。別名、エンシュウテンナンショウ。従来は、ムロウテンナンショウ A. yamatense の亜種 A. yamatense subsp. sugimotoi とされてきたが、核DNA ITC領域の系統解析の結果、明らかに区別できることが分かり、別種であることされた。 花序付属体の先端にダイズほどの大きさの球状のふくらみがある。小型の株は雄花序をつけ、同一のものが大型になると雌花序または両性花序をつける雌雄偽異株で、雄株から雌株に完全に性転換する。