スコラスティック・ムカソンガ(Scholastique Mukasonga、1956年 - )は、ルワンダに生まれ、フランスで活躍する小説家、社会福祉士。1994年のルワンダ虐殺でツチ族の家族・親族37人を失い、10年後に初めて帰国を果たしたとき、記憶を継承するために書くことを決意。2006年に自伝的小説『イニェンジもしくはゴキブリ』を発表。2012年に発表した『ナイルの聖母マリア』でルノードー賞を受賞、アフガニスタンの亡命作家・映画監督アティーク・ラヒーミーにより、2019年に映画化された。執筆活動の傍ら、現在もカルヴァドス県で社会福祉士の仕事を続けている。