ジュール・ロワ(仏: Jules Roy、1907年10月22日 - 2000年6月15日)はアルジェリアに生まれ、フランスで活躍した作家。20歳のときにフランス空軍に入隊し、第二次大戦中に空軍将校として体験した戦争の現実を描いた小説『幸福の谷間』でルノードー賞を受賞。このほか、アルジェリア戦争におけるフランス軍の弾圧や拷問を糾弾した『アルジェリア戦争 - 私は証言する』、フランスの対ベトナム政策を批判した『ディエンビエンフー陥落 - ベトナムの勝者と敗者』、フランス領アルジェリアの歴史をフランス人入植者の生活を通して描き、反植民地主義を訴えた六部作・大河小説『太陽神の馬たち』をはじめとし、詩、随筆、紀行、政治評論、回想録を含む約50冊の著書を発表し、アカデミー・フランセーズ文学大賞、フランス文化省のなどを受賞した。