山崎 庸一郎(やまさき よういちろう、1929年10月21日 - 2013年7月21日)は、日本のフランス文学者、学習院大学名誉教授。 旧制学習院を経て1953年東京大学文学部仏文科卒業。ただちに学習院大学フランス文学科助手となり、講師、助教授を経て教授を務め、2000年定年退職。著名な弟子に中条省平がいる。 当初はルネサンス期の詩歌の研究を中心としていたが、フランス留学と前後してアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ、テイヤール・ド・シャルダン、シモーヌ・ヴェイユなどに研究の中心を移す。主としてカトリック作家について数多くの翻訳をなし、1990年には『サン=テグジュペリ著作集』をほぼ全訳、2005年にはそれまでの研究の成果を活かした『小さな王子さま』の新訳を出した。2009年秋、瑞宝中綬章受章。