インド系移民(インドけいいみん、People/Persons of Indian Origin, PIO)と在外インド人(ざいがいインドじん、非居住インド人、Non-Resident Indians, NRI, 総称してNRI/PIOとも)は、インド国外に居住するインド系の人々。在外インド人(NRI)はインド国籍を保持・取得している国外居住者を意味し、インド系移民(PIO)は非インド国籍になった者とその子孫を意味する。日本語ではこの両方を含む意味合いで「印僑」(いんきょう)という術語が用いられることも多い。 インドは世界最大の移民送り出し国であり、国際連合の2020年時点統計では約1787万人と第2位のメキシコ(約1119万人)を上回る。インド外務省によると、移民2世・3世を含むインド系住民(ディアスポラ)は世界に3210万人いる。企業経営者や商人、技術者、労働者などとして活動しており、各地でインド系コミュニティを形成している。数が多いのはアメリカ合衆国(446万人)、アラブ首長国連邦(342万人)、マレーシア(298万人)、サウジアラビア(259万人)、ミャンマー(200万人)、イギリス(176万人)である。