アドミラル・シェーア (Admiral Scheer) は、ドイツ海軍のドイッチュラント級装甲艦の2番艦で、竣工時は装甲艦 (Panzerschiff) であったが後に重巡洋艦 (Schwerer Kreuzer) へ類別変更された。他国では「ポケット戦艦」として紹介された。艦名は第一次世界大戦のドイツ大洋艦隊司令長官ラインハルト・シェアにちなむ。アドミラル・シェアやアドミラル・シェアーとも表記する。なお、ドイツ語の発音に従えば本来はアトミラール・シェーアと表記すべきだが、日本では英語読みのアドミラルで呼ばれるのが一般的である。 第二次世界大戦中には(de:Theodor Krancke (Admiral))艦長の指揮下で通商破壊戦に従事し、最大の戦果をあげた水上艦艇であった。