ロシアは、1992年よりアカデミー国際長編映画賞への参加を開始している。それ以前は旧ソ連からロシア映画が多く出品されていた。アカデミー外国語映画賞はアメリカ合衆国の映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が主催し、アメリカ合衆国以外の国で製作され、主要な会話が英語以外で占められた長編映画を対象としている。 ソ連の映画は1968年から1984年のあいだに9本がノミネートに至りそのうち『戦争と平和』、『デルス・ウザーラ』、『モスクワは涙を信じない』の3本が受賞を果たした。ノミネート作品のうち8本はロシアのスタジオで製作された。ソ連崩壊後、ロシア代表作品は6本がノミネートに至り、『太陽に灼かれて』のみが受賞を果たした。 ニキータ・ミハルコフの作品は5回代表に選ばれたが、『』はプリントがロサンゼルスに到着するのが遅れたために失格となった。ノミネートに至ったのは3本であり、そのうち『太陽に灼かれて』のみが受賞した。