Yak-38(ロシア語: Як-38 ヤーク・トリーッツァチ・ヴォースィェミ)は、旧ソ連のヤコヴレフ設計局で開発された垂直離着陸機(VTOL機)。軽襲撃機(艦上攻撃機)として運用された。北大西洋条約機構(NATO)が使用したNATOコードネームでは、「偽造者・偽金造り」という意味の「フォージャー」(Forger)と呼ばれた。 やや先行して開発されたイギリスのホーカー・シドレー ハリアーと類似した能力を持つが、ハリアーが陸上での運用を前提に開発され、後に艦上機版のシーハリアーが派生したのに対して、Yak-38は当初から艦上機として開発されており、世界初の艦上V/STOL機となっている。 主な派生型としては、原型試験機のYak-36M、複座練習機型のYak-38U、単座改良型のYak-38Mがあった。