1933年3月5日のドイツ国会選挙(独:Reichstagswahl vom 5. März 1933)は、1933年3月5日に行われたドイツの国会(Reichstag、ライヒスターク)の選挙である。国民社会主義ドイツ労働者党(NSDAP, ナチ党)政権下で初めて行われた国会選挙であった。選挙の結果、ナチ党と連立与党のドイツ国家人民党(DNVP)で過半数を獲得した。選挙後にドイツ共産党(KPD)が禁止されて議席ごと抹消されたため、ナチ党が単独過半数を確保した。この選挙により政権発足以来保守派閣僚に囲い込まれていたヒトラーが行動の自由を獲得し、召集された国会で全権委任法を可決させて独裁権力を固めた。