『花へんろ』(はなへんろ)は、早坂暁の造語であり、早坂暁作のテレビドラマシリーズの題名である。副題を『 風の昭和日記』(かぜのしょうわにっき)と題し、3部作の連続ドラマとしてNHK総合テレビ「ドラマ人間模様」で1985年(昭和60年)、1986年(昭和61年)および1988年(昭和63年)に放送された。第4回(1986年〈昭和61年〉)向田邦子賞受賞作。 ドラマの冒頭で「昭和とは どんな眺めぞ 花へんろ」という句(作・早坂暁)が詠まれる 続編となる連続ドラマ『新・花へんろ』(しん はなへんろ)がNHK総合テレビ「水曜シリーズドラマ」にて1997年(平成9年)に放送された。 東宝により1988年(昭和63年)に主演・ 八千草薫で舞台化された。 早坂暁の没後にスペシャルドラマ『花へんろ 特別編 春子の人形〜脚本家・早坂暁がうつくしむ人〜』がNHK BSプレミアムにて2018年(平成30年)に放送されたが、この脚本は早坂ではなく(脚本は冨川元文)主役以下、従来とは配役も全く異なっている。内容は早坂の短編小説「春子の人形」を原作とし、早坂の小説「ダウンタウン・ヒーローズ」のエピソードを折り込んだものとなっている。