『籠の聖母』(伊: Madonna della Cesta, 英: The Madonna of the Basket)は、ルネサンス期のイタリアの画家コレッジョが1524年頃に制作した絵画である。名前の由来は絵画に籠が描かれていることによる。油彩。コレッジョ特有の優しく穏やかな聖母子像が特徴で、画家の芸術が成熟を見せる時期に制作され、ジョルジョ・ヴァザーリによって早くも言及されている。小品ながらも保存状態はきわめてよく、レオナルド・ダ・ヴィンチなど様々な巨匠の影響がうかがえる作品となっている。現在はロンドンのナショナル・ギャラリーに所蔵されている。ただし展示はされていない。