李 存勗(り そんきょく)は、五代後唐の初代皇帝。廟号は荘宗。後梁の太祖朱全忠の宿敵であった李克用の嫡男で、父に劣らぬ猛将として活躍した。軍事面では李存勗は朱全忠亡き後の後梁を滅ぼし、さらに前蜀を支配下に置くなど、一時は五代でも屈指の大勢力を築き上げるが、政治家としての実力が皆無でその悪政により家臣の離反を招き、最後は自滅的な非業の最期を遂げた。