十三太保(じゅうさんたいほ)は、後唐の始祖李克用の養子グループ(実子1人を含む)のこと。時により十三番目の「太保」の李存孝のこと。 当時の軍閥では有望な部下を「養子」(仮子)として処遇することが広く行われた。武勇に優れて信望厚く、強い戦闘力を誇った。 「十三太保」は史実に忠実な名称ではなく、民間伝承などで作られ伝えられた名称である。十一太保史敬思と十二太保は、史実では李克用の養子ではなく、そのため「李」を名乗っていない。また、三太保李存勗が生まれたのは、十一太保史敬思の死去の翌年である。 白話小説『残唐五代史演義』にも登場し、同小説では十三太保の李存孝が主人公として扱われている。 史実での李存孝は、李克用に謀反を起こし、処刑されている。
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