本の巻(ほんのまき)、並びの巻(ならびのまき)は、平安時代の王朝物語の中の複数巻にわたる作品に見られることがある、巻の分類・関係である。代表的な王朝物語である『源氏物語』のほか『うつほ物語』、『浜松中納言物語』などに見られる。並びの巻を単に並び(ならび)と呼ぶこともある。 たとえば『源氏物語』では、「帚木」は本の巻であり、対応する並びの巻は「空蝉」、「夕顔」とされる。「桐壺」のように、並びの巻を持たない本の巻はあるが、並びの巻には、必ず対応する本の巻がある。 本の巻、並びの巻という分類がなぜ存在するのかは、たとえば『源氏物語』の場合は鎌倉時代の早い時期には既に分からなくなっていた。

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  • 本の巻(ほんのまき)、並びの巻(ならびのまき)は、平安時代の王朝物語の中の複数巻にわたる作品に見られることがある、巻の分類・関係である。代表的な王朝物語である『源氏物語』のほか『うつほ物語』、『浜松中納言物語』などに見られる。並びの巻を単に並び(ならび)と呼ぶこともある。 たとえば『源氏物語』では、「帚木」は本の巻であり、対応する並びの巻は「空蝉」、「夕顔」とされる。「桐壺」のように、並びの巻を持たない本の巻はあるが、並びの巻には、必ず対応する本の巻がある。 本の巻、並びの巻という分類がなぜ存在するのかは、たとえば『源氏物語』の場合は鎌倉時代の早い時期には既に分からなくなっていた。 (ja)
  • 本の巻(ほんのまき)、並びの巻(ならびのまき)は、平安時代の王朝物語の中の複数巻にわたる作品に見られることがある、巻の分類・関係である。代表的な王朝物語である『源氏物語』のほか『うつほ物語』、『浜松中納言物語』などに見られる。並びの巻を単に並び(ならび)と呼ぶこともある。 たとえば『源氏物語』では、「帚木」は本の巻であり、対応する並びの巻は「空蝉」、「夕顔」とされる。「桐壺」のように、並びの巻を持たない本の巻はあるが、並びの巻には、必ず対応する本の巻がある。 本の巻、並びの巻という分類がなぜ存在するのかは、たとえば『源氏物語』の場合は鎌倉時代の早い時期には既に分からなくなっていた。 (ja)
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  • 本の巻(ほんのまき)、並びの巻(ならびのまき)は、平安時代の王朝物語の中の複数巻にわたる作品に見られることがある、巻の分類・関係である。代表的な王朝物語である『源氏物語』のほか『うつほ物語』、『浜松中納言物語』などに見られる。並びの巻を単に並び(ならび)と呼ぶこともある。 たとえば『源氏物語』では、「帚木」は本の巻であり、対応する並びの巻は「空蝉」、「夕顔」とされる。「桐壺」のように、並びの巻を持たない本の巻はあるが、並びの巻には、必ず対応する本の巻がある。 本の巻、並びの巻という分類がなぜ存在するのかは、たとえば『源氏物語』の場合は鎌倉時代の早い時期には既に分からなくなっていた。 (ja)
  • 本の巻(ほんのまき)、並びの巻(ならびのまき)は、平安時代の王朝物語の中の複数巻にわたる作品に見られることがある、巻の分類・関係である。代表的な王朝物語である『源氏物語』のほか『うつほ物語』、『浜松中納言物語』などに見られる。並びの巻を単に並び(ならび)と呼ぶこともある。 たとえば『源氏物語』では、「帚木」は本の巻であり、対応する並びの巻は「空蝉」、「夕顔」とされる。「桐壺」のように、並びの巻を持たない本の巻はあるが、並びの巻には、必ず対応する本の巻がある。 本の巻、並びの巻という分類がなぜ存在するのかは、たとえば『源氏物語』の場合は鎌倉時代の早い時期には既に分からなくなっていた。 (ja)
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  • 本の巻・並びの巻 (ja)
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