空蝉(空蟬、うつせみ)とは、 1. * 『源氏物語』五十四帖の巻の一つ。第3帖。帚木三帖の第2帖。巻名は光源氏と空蝉の歌「空蝉の身をかへてける木のもとになほ人がらのなつかしきかな」および「空蝉の羽におく露の木がくれてしのびしのびにぬるる袖かな」による。 2. * 『源氏物語』に登場する女性の一人に対する通称。十代の頃の光源氏が知り合い、影響を受けた女性たちの一人である。名前の由来は、求愛に対して一枚の着物を残し逃げ去ったことを、源氏がセミの抜け殻によそえて送った和歌から。主だった登場は「帚木」「空蝉」「関屋」の三巻のみ。 * 源氏物語 > 源氏物語各帖のあらすじ > 帚木三帖 > 空蝉 (源氏物語) * 源氏物語 > 源氏物語の登場人物 > 空蝉 (源氏物語)