文化的自由(ぶんかてきじゆう、英: cultural liberty)は、自由権に見出される人権の一種である。ノーベル経済学賞を受賞した哲学者・経済学者アマルティア・センの意見を参考として、2004年に国際連合開発計画(UNDP)がまとめた『Human Development Report 2004 -Cultural Liberty in Today's Diverse World-(人間開発報告書2004-今日の多様な世界での文化的自由)』のなかで、「個人には持ち得る複数の文化的アイデンティティ(文化同一性)と、それを個人で選択する権利と自由すなわち文化的な自由がある」と報告されたことによって確立された、自由意思(積極的自由)によるおよびその自己確保の権利と、自身によるの権利のことを指す。