『完全犯罪』(かんぜんはんざい)は、小栗虫太郎による日本の短編探偵小説。『新青年』(博文館)第14巻第8号(1933年(昭和8年)7月号)に掲載。初めて「小栗虫太郎」の筆名で発表された作品であり、実質的な作家デビュー作である。初出時の挿絵は松野一夫。 当時進行中だった第1次国共内戦を背景に、中国奥地の山村を舞台とする密室殺人事件を描いた作品である。