ミヤイリガイまたはカタヤマガイ (Oncomelania hupensis nosophora) は、腹足綱・タマキビ型新生腹足類(Littorinimorpha目)イツマデガイ科に分類される貝類。日本住血吸虫の中間宿主として知られる。 和名に付けられたカタヤマガイの「カタヤマ」は、日本住血吸虫による感染症の呼称のひとつである「片山病」に由来する。もう一つの和名であるミヤイリガイの「ミヤイリ」は、本亜種が日本住血吸虫の中間宿主であることを発見した宮入慶之助に由来する。 ミヤイリガイの名は発見者の宮入慶之助に、カタヤマガイの名は日本住血吸虫症の症状を書き記した19世紀中ごろの書物『片山記』に由来する。