マークシートとは、鉛筆等で塗りつぶすための箇所が印刷され、その箇所を機械に読み取らせるように作られた紙である。マークカードとも呼ばれる。公務員試験、大学入試センター試験などの入学試験、運転免許(日本をはじめとした一部の国と地域)などの資格試験、採用試験における適性検査、公営競技の投票券、数字選択式の宝くじやスポーツ振興くじの購入、電子投票、アンケートなどに用いられる。マークシートを用いた記入方法や試験方法はマークシート方式と呼ばれ、またマークシート式、マーク式、マークセンス式と呼ばれることもある。 マークシートおよびその読み取り装置は試験の採点のために開発され、パンチカード作成にも利用されるようになった。マークシートはコンピューターへのデータやプログラムの入力などに利用されることがある。 マークシートは和製英語であり、英語では「OMR sheet」、「bubble sheet」、「OMR form」、「mark sense card」、特に解答用紙であるものを「OMR answer sheet」、「optical answer sheet」、「bubble answer sheet」と呼ぶ。「Bubble」(泡)とは円形または楕円形の塗りつぶす欄を指す。このシートを読み取る処理はoptical mark recognition(OMR;光学式マーク認識)と呼ばれる。