セビチェ(ceviche, cebiche, sevicheなど:スペイン語発音: [θeˈβitʃe], スペイン語発音: [seˈβitʃe])とは、魚介類のマリネである。ペルーの名物料理。セビーチェと呼ばれることもある。 小骨を良く取り除いた生の魚を1-2cm角くらいに切る。これにみじん切りにしたタマネギとトマトを加え、レモンをたっぷり絞って混ぜ合わせる。シラントロやパセリ、オレガノなどの香草やアヒ・アマリージョなどの唐辛子を好みで加える。オリーブ・オイルを加えることもある。塩で味を整えて完成となる。 具材には、メロ(マジェランアイナメ)やコルビーナ(Corvina、ニベ科の魚)、ペヘレイなどの白身の魚、エビ、タコ、イカ、ホタテ、ハマグリなどの貝類が使われる。カマスサワラのような青身魚が使われたり、ウニ、火を通した家禽の肉、ザリガニ、もつが使われることもある。野菜だけから成るセビチェも存在する。 香辛料としては、地域によってアヒ・アマリージョやアヒ・リモ、チレ・セラーノ、もっと辛いロコトやハラペーニョを刻んだものが用いられたり、ニンニクを加えることもある。 ペルーではセビチェのマリネ液をレチェ・デ・ティグレ(leche de tigre、「トラの乳」)またはレチェ・デ・パンテラ(leche de pantera、「ヒョウの乳」)と呼び、セビチェと共に供することがある。 * * *

Property Value
dbo:abstract
  • セビチェ(ceviche, cebiche, sevicheなど:スペイン語発音: [θeˈβitʃe], スペイン語発音: [seˈβitʃe])とは、魚介類のマリネである。ペルーの名物料理。セビーチェと呼ばれることもある。 小骨を良く取り除いた生の魚を1-2cm角くらいに切る。これにみじん切りにしたタマネギとトマトを加え、レモンをたっぷり絞って混ぜ合わせる。シラントロやパセリ、オレガノなどの香草やアヒ・アマリージョなどの唐辛子を好みで加える。オリーブ・オイルを加えることもある。塩で味を整えて完成となる。 具材には、メロ(マジェランアイナメ)やコルビーナ(Corvina、ニベ科の魚)、ペヘレイなどの白身の魚、エビ、タコ、イカ、ホタテ、ハマグリなどの貝類が使われる。カマスサワラのような青身魚が使われたり、ウニ、火を通した家禽の肉、ザリガニ、もつが使われることもある。野菜だけから成るセビチェも存在する。 香辛料としては、地域によってアヒ・アマリージョやアヒ・リモ、チレ・セラーノ、もっと辛いロコトやハラペーニョを刻んだものが用いられたり、ニンニクを加えることもある。 ラテンアメリカの中でも主に太平洋に沿った、新鮮な魚介類がとれる地方で広く食べられている。中でもペルーでは国民食とされる。前菜として供されることが多いが、サツマイモ、キャッサバ、トウモロコシ、ジャガイモ、豆、アボカド、トストーネスなどを添えて主菜とすることもあり、また、酒のつまみとしてもよく食べられている。メキシコでは揚げたトルティーヤの上にセビチェを盛ってトスターダとすることもある。 ペルーではセビチェのマリネ液をレチェ・デ・ティグレ(leche de tigre、「トラの乳」)またはレチェ・デ・パンテラ(leche de pantera、「ヒョウの乳」)と呼び、セビチェと共に供することがある。 日系の料理人が考案したセビーチェ寿司はいわゆるヒュージョン料理で、ペルーの日本料理で味わうことができる。 毎年6月28日は「セビーチェの日」で、ペルー各地で豊漁を願う行事が開催される前日に食べて祝う。 2008年12月7日、ペルーで伝統料理「セビチェ」を6.8トン調理し、一度に調理されたセビチェの量のギネス世界記録を樹立した。 * エビのセビチェのトスターダ(メキシコ) * エクアドルのセビチェ * ユヨ(海藻)をのせたセビチェ(ペルー) * ペルーのセビチェ * レチェ・デ・ティグレ (ja)
  • セビチェ(ceviche, cebiche, sevicheなど:スペイン語発音: [θeˈβitʃe], スペイン語発音: [seˈβitʃe])とは、魚介類のマリネである。ペルーの名物料理。セビーチェと呼ばれることもある。 小骨を良く取り除いた生の魚を1-2cm角くらいに切る。これにみじん切りにしたタマネギとトマトを加え、レモンをたっぷり絞って混ぜ合わせる。シラントロやパセリ、オレガノなどの香草やアヒ・アマリージョなどの唐辛子を好みで加える。オリーブ・オイルを加えることもある。塩で味を整えて完成となる。 具材には、メロ(マジェランアイナメ)やコルビーナ(Corvina、ニベ科の魚)、ペヘレイなどの白身の魚、エビ、タコ、イカ、ホタテ、ハマグリなどの貝類が使われる。カマスサワラのような青身魚が使われたり、ウニ、火を通した家禽の肉、ザリガニ、もつが使われることもある。野菜だけから成るセビチェも存在する。 香辛料としては、地域によってアヒ・アマリージョやアヒ・リモ、チレ・セラーノ、もっと辛いロコトやハラペーニョを刻んだものが用いられたり、ニンニクを加えることもある。 ラテンアメリカの中でも主に太平洋に沿った、新鮮な魚介類がとれる地方で広く食べられている。中でもペルーでは国民食とされる。前菜として供されることが多いが、サツマイモ、キャッサバ、トウモロコシ、ジャガイモ、豆、アボカド、トストーネスなどを添えて主菜とすることもあり、また、酒のつまみとしてもよく食べられている。メキシコでは揚げたトルティーヤの上にセビチェを盛ってトスターダとすることもある。 ペルーではセビチェのマリネ液をレチェ・デ・ティグレ(leche de tigre、「トラの乳」)またはレチェ・デ・パンテラ(leche de pantera、「ヒョウの乳」)と呼び、セビチェと共に供することがある。 日系の料理人が考案したセビーチェ寿司はいわゆるヒュージョン料理で、ペルーの日本料理で味わうことができる。 毎年6月28日は「セビーチェの日」で、ペルー各地で豊漁を願う行事が開催される前日に食べて祝う。 2008年12月7日、ペルーで伝統料理「セビチェ」を6.8トン調理し、一度に調理されたセビチェの量のギネス世界記録を樹立した。 * エビのセビチェのトスターダ(メキシコ) * エクアドルのセビチェ * ユヨ(海藻)をのせたセビチェ(ペルー) * ペルーのセビチェ * レチェ・デ・ティグレ (ja)
dbo:thumbnail
dbo:wikiPageID
  • 190571 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 1914 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 89198444 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-en:wikiPageUsesTemplate
dct:subject
rdfs:comment
  • セビチェ(ceviche, cebiche, sevicheなど:スペイン語発音: [θeˈβitʃe], スペイン語発音: [seˈβitʃe])とは、魚介類のマリネである。ペルーの名物料理。セビーチェと呼ばれることもある。 小骨を良く取り除いた生の魚を1-2cm角くらいに切る。これにみじん切りにしたタマネギとトマトを加え、レモンをたっぷり絞って混ぜ合わせる。シラントロやパセリ、オレガノなどの香草やアヒ・アマリージョなどの唐辛子を好みで加える。オリーブ・オイルを加えることもある。塩で味を整えて完成となる。 具材には、メロ(マジェランアイナメ)やコルビーナ(Corvina、ニベ科の魚)、ペヘレイなどの白身の魚、エビ、タコ、イカ、ホタテ、ハマグリなどの貝類が使われる。カマスサワラのような青身魚が使われたり、ウニ、火を通した家禽の肉、ザリガニ、もつが使われることもある。野菜だけから成るセビチェも存在する。 香辛料としては、地域によってアヒ・アマリージョやアヒ・リモ、チレ・セラーノ、もっと辛いロコトやハラペーニョを刻んだものが用いられたり、ニンニクを加えることもある。 ペルーではセビチェのマリネ液をレチェ・デ・ティグレ(leche de tigre、「トラの乳」)またはレチェ・デ・パンテラ(leche de pantera、「ヒョウの乳」)と呼び、セビチェと共に供することがある。 * * * (ja)
  • セビチェ(ceviche, cebiche, sevicheなど:スペイン語発音: [θeˈβitʃe], スペイン語発音: [seˈβitʃe])とは、魚介類のマリネである。ペルーの名物料理。セビーチェと呼ばれることもある。 小骨を良く取り除いた生の魚を1-2cm角くらいに切る。これにみじん切りにしたタマネギとトマトを加え、レモンをたっぷり絞って混ぜ合わせる。シラントロやパセリ、オレガノなどの香草やアヒ・アマリージョなどの唐辛子を好みで加える。オリーブ・オイルを加えることもある。塩で味を整えて完成となる。 具材には、メロ(マジェランアイナメ)やコルビーナ(Corvina、ニベ科の魚)、ペヘレイなどの白身の魚、エビ、タコ、イカ、ホタテ、ハマグリなどの貝類が使われる。カマスサワラのような青身魚が使われたり、ウニ、火を通した家禽の肉、ザリガニ、もつが使われることもある。野菜だけから成るセビチェも存在する。 香辛料としては、地域によってアヒ・アマリージョやアヒ・リモ、チレ・セラーノ、もっと辛いロコトやハラペーニョを刻んだものが用いられたり、ニンニクを加えることもある。 ペルーではセビチェのマリネ液をレチェ・デ・ティグレ(leche de tigre、「トラの乳」)またはレチェ・デ・パンテラ(leche de pantera、「ヒョウの乳」)と呼び、セビチェと共に供することがある。 * * * (ja)
rdfs:label
  • セビチェ (ja)
  • セビチェ (ja)
owl:sameAs
prov:wasDerivedFrom
foaf:depiction
foaf:isPrimaryTopicOf
is dbo:wikiPageRedirects of
is dbo:wikiPageWikiLink of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of