鶏林州都督府(けいりんしゅうととくふ)は、唐が新羅の版図に設置した統治機関。都督府制度は唐が周辺の国々を征伐した後、征服した国に設置した統治制度である。「鶏林(ケリム)」は新羅のこと、転じて「朝鮮」の別名。高句麗と百済が唐により滅亡すると、旧高句麗に安東都護府、旧百済に熊津都督府、新羅に鶏林州都督府を設置し、朝鮮半島全域を藩属国から羈縻州へと変更された。