朱引(しゅびき)とは、江戸幕府が定めた江戸の範囲である。地図上に朱色の線を使って示した。 いわゆる「大江戸」の範囲であり、現在の東京都千代田区、中央区、港区、文京区、台東区のほぼ全域(埋め立て地を除く)と新宿区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、渋谷区、豊島区、北区、板橋区、荒川区の各一部に該当する。 「朱引」は1818年に初めて定められ、その呼称は明治時代に至るまで使われた。