宝暦治水事件(ほうれきちすいじけん、ほうりゃくちすいじけん)は、江戸時代中期に起きた事件。幕命によって施工された木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の治水事業(宝暦治水)の過程で、工事中に薩摩藩士51名が自害、33名が病死し、一説には工事完了後に薩摩藩総指揮の家老・平田靱負も自害した。この工事で亡くなった人たちを祭るために、治水神社(岐阜県海津市)が建立された。