駅ナンバリング(えきナンバリング、英: station numbering)は、鉄道路線系統に対してラテン文字(英字)などからなる路線記号と、鉄道駅に対してアラビア数字などからなる駅番号(駅ナンバーとも)を付与する制度である。また、駅番号に加えてラテン文字3字からなるスリーレターコードを付けることもある。 世界的に普及しているラテン文字やアラビア数字を使うことで、現地語に疎い者にとって駅を識別しやすくなるとの判断から、東アジア、東南アジアを中心に一部の国の鉄道などで導入されている。ただし、路線記号か駅番号のどちらかが導入されていれば駅ナンバリングが導入されているといえる。 現在、日本の鉄軌道において駅ナンバリングを導入している区間が全くない都道府県は、岩手県、秋田県、山形県、福島県、新潟県、大分県、宮崎県の7つである。鳥取県は一部区間が路線記号を導入(駅番号は未導入)しているため、ここには含めない。 駅ナンバリングと同等のものとして、一部のバス路線は停留所に番号を付与する停留所ナンバリング(バス停ナンバリングとも)を導入している。実例としては東京BRTや南海ウイングバス南部など、またコミュニティバスではつくバスやコミュニティバスやわたなどが挙げられる。付番方式については駅ナンバリングと異なる例も多く、事業者ごとに様々である。