杉並線(すぎなみせん)は、かつて東京都の新宿と荻窪を結んでいた都電の路線で、高円寺線(新宿駅前 - 高円寺一丁目)と荻窪線(高円寺一丁目 - 荻窪駅前)をあわせた通称である。西武鉄道の西武軌道線(せいぶきどうせん)を東京都が買収したもので、都電14系統として東京都交通局によって運営されていた。 同じ青梅街道の地下に建設され1962年(昭和37年)に全通した営団地下鉄荻窪線(現:東京メトロ丸ノ内線)と競合関係となり、1963年(昭和38年)と早い段階で廃止。都電では唯一、線路幅が1067mmだった。旧都電杉並車庫の現在は都営バス杉並支所となっている。