通貨記号(つうかきごう)とは、通貨の名前を短く表記するために用いられる図形記号である。国際的にはISO 4217コードが用いられ、各国内では通貨記号が用いられるが、固有の記号が存在しない通貨も多数ある。 ユーロの導入により、ヨーロッパの多くの通貨記号は使われなくなった。欧州連合は、新しい独自の通貨記号として「€」を定義して文字コードと字形をUnicodeに登録し、ユーロ記号の世界的な認知がユーロの成功に寄与したとしている。 インドは、2009年に近隣諸国でも使われている"R"と"s"の合字の通貨記号「₨」を変えるために公開コンペを実施し、2010年7月15日にラテン文字の"R"とデーヴァナーガリーの"र"を組み合わせた「₹」をルピーの通貨記号として新たに定めた。