辛光洙事件(シン・グヮンスじけん)は、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)による日本人拉致事件、ならびにスパイ事件。主犯の北朝鮮工作員辛光洙は、大阪府在住の調理師原敕晁を背乗り目的で1980年6月に拉致したのち、彼になりすまして多年にわたり日本国内や韓国(大韓民国)において工作活動に従事した。辛光洙事件の被害者は、大阪市生田区鶴橋の中華料理店「宝海楼」勤務の調理師、原敕晁(1936年8月2日生まれ、当時43歳)であり、実行犯は辛光洙のほか、金吉旭およびである。この事件を指示したのは、対外情報調査部副部長のであった。