警備派出所(けいびはしゅつしょ、英: Liaison Police Box)とは、日本国内の空港や大使館、各種公邸や要人私邸の門前などに設置される警察施設である。交番の一種であり、警備対象施設の所在地を管轄する警察署が管理する。 空港をはじめとする警備対象施設内などの警備、地理案内、警備対象施設の敷地内で起きた事件の初動捜査を担当するほか、山岳警備隊の詰所としての機能を持たせているところもある。派出所長には、警視、警部、警部補のいずれかの階級にある者が充てられている。また、警察学校での初任科教育の一環として、学校正門に警備派出所名義の模擬交番的施設を設け、交番勤務の実践的な訓練を行うところもある。 なお、内閣総理大臣官邸の警備については警視庁総理大臣官邸警備隊が行っており、警備派出所は設けられていない。