虎頭要塞(ことうようさい)は、満州国(現・中国黒竜江省鶏西市虎林市虎頭鎮)に存在した大日本帝国陸軍の要塞。 国境を接するソビエト連邦からの満州防衛を目的とする関東軍の主要拠点の一つであり、また東西約10km・南北約4kmを誇る本要塞はウスリー河対岸のソ連領イマン(現・ダリネレチェンスク)を見渡せる高地を抱えており、長大な満ソ国境において唯一シベリア鉄道を視認できる戦略拠点であった。