耶律 禿花(やりつ トガン、Yelü Toγan、生没年不詳)は、モンゴル帝国に仕えた契丹人千人隊長(ミンガン)の一人。兄の耶律阿海とともに契丹人の中では最も早くチンギス・カンに仕え、モンゴル帝国内ではモンゴル人に次ぐ極めて高い地位を与えられた。 『集史』などのペルシア語史料ではطوقان وانشی(Ṭūqān Wānshī)と表記されており、「禿花」という名前はトガン(Toγan)という名前であったと見られる。