第10軍(だいじゅうぐん、U.S. Tenth Army)は、かつて存在したアメリカ陸軍の部隊の一つで、太平洋戦域を含めた第二次世界大戦の全期間において、最後に創設された軍でもあった。「琉球派遣隊」とも呼ばれ、指揮系統上は「第56任務部隊」とも呼称された。 初代司令官を務めたサイモン・B・バックナー・ジュニア陸軍中将は沖縄戦最末期の1945年6月18日に日本軍の砲撃で戦死し、ロイ・ガイガー海兵少将が臨時に指揮を執ったあと、6月23日にジョセフ・スティルウェル陸軍大将が指揮を継承した。