竹田の子守唄(たけだのこもりうた)とは、京都府の民謡、およびそれを基にしたポピュラー音楽の歌曲である。赤い鳥をはじめ、日本のフォーク歌手たちなどによって数多く演奏されている。 複数の被差別部落に伝わる子供の労働歌であり、題名に「子守唄」とあるが正しくは「守り子唄」であり、子供を寝かしつけるのではなく、部落出身で子守として奉公に出され、学校へ通ったり遊んだりする余裕のない10歳前後の少女の心情が唄われている。 明治時代中期の発祥とされるが、題名にある京都市伏見区竹田地区の住民が実際に唄っていたのは、昭和初期に10代だった世代までであった。