五木の子守唄(いつきのこもりうた)は、熊本県球磨郡五木村に伝わる子守唄である。子守唄には子守女がみずからの貧しく恵まれない薄幸な境遇(年貢代わりに働かされる)を嘆き、悲しい日々の生活心情を基盤に,この種の子守唄は伝承されてきている。第2次大戦後レコードに吹き込まれてから大流行したが,地元のものとはやや曲節の違ったものになっている。現在では熊本県を代表する民謡としても知られる。