盲腸(もうちょう、英: cecum)とは、回盲弁(回腸-盲腸弁)より下方に伸び結腸へとつながる器官。ヒトの盲腸の長さは約5cm~7cm。盲端に位置することから盲腸という。盲腸という語は『解体新書』で初めて使われ、オランダ語の blinde darm(blinde ブリンデ=盲、darm ダルム=腸)を意訳したものである。盲腸の後内側表面からは虫垂 (appendix) と呼ばれる細長い器官が伸びている。