玉鋼(たまはがね)とは日本の古式製鉄法で作られる鋼の一種。たたら製鉄の一方法である「鉧押し(けらおし)」によって直接製錬された鋼のうち特に炭素含有量の少ない良質のものを、日本刀の製作には欠かせない最上質のものとして、玉鋼としている。時代によって定義や等級分けが異なり、「玉鋼」も明治期以降の呼び方である。