熊本市交通局380形電車(くまもとしこうつうきょく380がたでんしゃ)は、かつて熊本市交通局(熊本市電)に在籍した路面電車車両である。大阪市交通局(大阪市電)から移籍した旧901形のグループのうち最初の形式であり、1963年(昭和38年)に導入された。 旧901形のグループは導入年によって形式が分けられており、同型車として1964年(昭和39年)導入の390形、1965年(昭和40年)導入の400形がある。さらに1965年導入だがワンマン運転対応改造を施工されて熊本市電に入線した1000形も存在した。導入数は4形式で計30両に及ぶが、熊本市での運転期間は短く、路線の縮小や車両状態の悪化により1969年(昭和44年)から1972年(昭和47年)にかけて全車廃車された。