湯長谷藩(ゆながやはん)は、陸奥国南部(磐城国)磐前郡の(現在の福島県いわき市常磐下湯長谷町家中跡)に藩庁を置いた藩。 江戸時代前期に磐城平藩の支藩として成立して以降、廃藩置県まで譜代大名の内藤家(一時期遠山家を称した)が14代にわたって続いた。石高は時期によって変遷があるものの、1万石台の小藩で、丹波国などにも飛び地領があった。本項では、湯長谷に陣屋を移すまでの湯本藩(ゆもとはん)についても併せ述べる。