杜陵県(とりょう-けん)は、紀元前65年から紀元3、4世紀頃まで中国にあった県である。前漢の都長安の南東郊外にあり、これは現在の陝西省西安市雁塔区三兆邑西北にあたる。前身は秦の杜県。前漢のとき宣帝の陵墓杜陵を築くことになり、杜陵県に改称した。新代の一時期饒安県と改称したがすぐに戻され、晋代にはと改称した。北魏のときまた杜県と改称し、北周のとき廃止になった。