馮 奉世(ふう ほうせい、? - 紀元前39年)は、前漢の将軍。字は子明。先祖は戦国時代に韓支配下の上党郡で郡守に任じられ、秦に圧迫された上党の地を趙に献上して華陽君となった馮亭だが、長平の戦いで馮亭戦死後にその宗族は別れ、馮奉世の先祖は杜陵に遷った。秦の馮去疾・馮劫や秦から後に漢に仕えた馮毋択と息子の馮敬、漢の馮唐は同族である。また漢の平帝の母方の曾祖父にあたる。