『春雨物語』(はるさめものがたり)は、上田秋成による小説集。1808年(文化5年)刊。処女作(和訳太郎の名義)『諸道聴耳世間猿』は当時の実在した人物をモデルにした喜劇が多かったのに対し、本作は悲劇や奇談、教訓と多彩な内容である。